2015年04月29日

ヴァレンシア~デレンシアその2





「GAIAII」
レコード会社移籍後、初のアルバム。タイトルは
GAIAIIだがGAIAの雰囲気とは明らかに異なる。
カラフルポップな曲が目立ち、エレガントな曲は
影をひそめる…GAIA製作時に何らかの理由で外さ
れた曲中心で構成されているのでGAIAIIという
タイトルにしたそうだが、一度外された曲を使う
など全くもってモチベーションの低い作品である。
一聴して他アーティストのパクリとわかる曲も多
数収録…音質もこもっていて良くない。ここで踏
ん張れなかったことが大きな転機になっている。
以降、完全セルフプロデュースになるが力量の無
さが浮き彫りになる。

「The Blue Album」
GAIAに収録の続曲もありGAIAの続編というイメー
ジが強い作品。だが何を勘違いしたか曲調もアレ
ンジもGAIA収録曲にあまりにもそっくりな曲たち
中心で構成され、今度は自身のパクリになってし
まっている…この頃から彼は、自分を有名にした
前レコード会社の関係者たちを批判するように…

「AGLAEA(GAIAIII)~Legacy」
前作から実に12年を経て発表されたラストアルバム。
またしてもGAIAに収録の続曲もありThe Blue Album
同様にGAIAの続編を狙ったものと感じる。作曲の幅が
拡がったことは評価できるが、いかんせんGAIA収録曲
と曲調&アレンジがそっくりな曲が多数みられマンネリ
感が拭えず、副題通り丸っきり3枚目のGAIAである。
元ネタがわかるパクリも相変わらず…特に8曲目のビー
トルズのあからさまなパクリはあまりにもがっかり。。。
結局はGAIAの栄光にぶら下がった残念な結末だった。
もしもGAIA~The Blue Album~AGLAEAの順でストレー
トに発表されていたとしたら、まだ救われたかもしれ
ない…ここまでの20年の歳月はあまりにも長すぎた。



つづく




Posted by Mr.スコップ at 15:32 | Comments(0)
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